神野直彦東大名誉教授の紹介はウイキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E9%87%8E%E7%9B%B4%E5%BD%A6参照。
《バジールは『人間回復の経営学』で。「教養」を身につけた経営者の養成の重要性を提唱している。バジールによると、教養とは「調和のとれた人間の形成」を意味している。その主張は、人間の全体性の回復をめざしているといいかえてもいい。本書も同様に、人間の全体性回復を強調している。・・・
スタイモンは、スェーデンを観察すると、高付加価値の知的集約型産業社会に特化しているため、租税負担率が高くとも、企業がフライトしない。なぜなら、知識集約型産業では人間の知的能力そのものを必要とするため、優秀な人材が集約しているスェーデンから、企業はフライトすることはないからだ。という。
本書のメッセージは、、こうしたスタインの言葉に尽きている。本書の大部分は、私がスェーデンに滞在しているときに執筆している。とはいえ、アメリカンスタンダードのかわりに、スェーデンスタンダードを受け入れようと主張しているわけではない。
人間の夢と希望を行動基準にし、人間の社会をより人間らしい方向へと、社会のハンドルを切っても、社会は機能する。悲しみや苦しみを分かちあい、やさしさを与えてあっても、モラルハザードなどはたらかない。その例として、スェーデンをあげているのである。・・・
本書は、自動車組立工として働き、自動車のセールスマンとして働きながら、人間の労働を省察してきた私の履歴効果が本書に反映しているかもしれない。しかし、あくまで本書は、動物国家ではなく人間国家を、そして人間経済を提唱した、財政社会学の始祖ゴルトシャインの思想を継承している。》(はじめに)